ホンダ シビック タイプR 2002年式




購入当初の満足度と経年変化での不満点等のインプレ

新車で購入、当時の印象はタイプRだけあって、コーナリングはシャープに良く曲が
る。足回りは硬く、突き上げが若干あり、街乗りは結構疲れた。
エンジンはさすがに高回転まで良く回り、スムーズ。ただ、発進時、低回転のトルク
が少し細く感じられた。
約3年くらい経過したあたりから、ボディがやれたように感じられるようになった。
特にコーナリング時に、Aピラーを境としてエンジンルーム側と室内側で捩れるよう
な感覚。
新車時にあったボディの一体感のようなものが感じられなくなってきました。それと
足回りもやれた感じはなかったが、突き上げが段々と
ひどくなり、長時間運転すると腰や肩が痛くなってくるようになりました。その頃は
運転するのが楽しくなかったです。


剛性系チップ装着

Aピラー(Aピラー下:SEM(nano、旧エンジンチューナー)、Aピラー中央:
SEM(nano)、EGB(nano))



以前からつけていたSEM(ULTIMA)の影響もあって、強烈な剛性感は感じられなかった
が、剛性感の質が変わりました。
しなやかな印象で、足回りの突き上げの頂点あたりが、柔らかくなりました。



フロントメンバー(SEM(nano))

室内側とエンジンルーム側がしっかりくっつき、一体となる感じ。落ち着くまでは、
フロントの足が突っ張ったように
なりました。エンジンにも影響したのか、回転が滑らかになり、トルク感も若干アッ
プした印象。



リアシート下、リアメンバー(各SEM(nano))、リア左右ストッラットタワーの中央
(EGB(nano))

正直、変化を感じられなかった。しかし、BピラーにSEM(nano)を付けて変わる。



Bピラー(SEM・EGB(各nano))

剛性系の中では、一番最後に付けました。EGBはBピラーだけ剛性感が上がる印象。
SEMはBピラー前後、広い範囲で剛性感を感じられた。特にリアの剛性感が上がり、A
ピラーからリアの末端までしっかりくっついて、
車全体が一体となっている印象。ロールはするものの、新車当時より押さえられてい
る。ただ、リアのロールが始まるのが若干遅くなった気がします。

やはり剛性系を始めるのはAピラーからだと思います。フロントあたりの剛性感を
アップさせ、最後にBピラーあたりの車の中心に
SEMでエナジーを車全体に広げれば一体感が得られると思います。




足回り系チップの装着

ホイールスペーサー(3mm)、ホイールナット



スペーサー・ナット共nano処理して頂きました。装着当初はタイヤの空気圧が高めで
少し跳ねる印象でした。
1週間程度で落ち着いた後はタイヤが滑らかに回転している感じ。タイヤのグリップ
やブレーキの効きなどは変化しませんでした。



ダンパーチップ(nano)

ULTIMAからの置換。ULTIMAの時は突き上げがきつかった。それと、装着位置によって
変化が激しかった。
nanoの場合はどこに付けても一緒でした。突き上げはあるものの、小さくなり、角が
取れた印象。ULTIMA以前から発生していた
フロントショックからの「クシュクシュ」という異音がなくなりました。



ホイールチップ(nano20枚、1ホイールあたり5枚)

ホイールチップは足回り系で一番最後に付けました。以前はULTIMAとSEVホイールが
付いていましたが、それぞれ撤去してnanoを装着。これも装着後、空気圧を上げたような感覚。
ロードノイズはかなり静かになりました。(タイヤ:ヨコハマ ネオバ)
それと、ブレーキの効きが良くなった。ブレーキそのものが良くなったのではなく、
タイヤのグリップが上がったような感じです。

足回りはやはり剛性系でボディを整えてからの方が良いと感じます。ただ、ダンパー
チップは着磁よりもアルミのような物がマイルドになるような気がします。



エンジン系チップの装着

エアクリボックス・ダクト(旧エアーチップ(2セット)、エアー&ホイール(nano4枚)、エアーチップ(nano2枚))

たくさん付いてますが、量があっても大きなトルク感は感じられません。ただ、エアー&ホイールチップ
を4枚付けた時には装着直後、結構トルク感を感じました。できればインマニ・サージタンクに付けたい
のですが、着磁系をそれらに付けると必ずエンジンがノイジーになり、回していて気持ちのいいもの
ではありません。



エキゾーストチップ(nano)

サブタイコ直後に2枚、テールに4枚付いています。チップの中、で調整が一番排気系が難しいと思います。
他の箇所にチップを増設した時、エンジンまでエナジーが伝わると、排気も変わってくるようです。
その度に調整するので、結構時間が掛かります。今の仕様だと、高回転は抜け過ぎないように、
低回転はトルクを出すようにしています。



ウォーターラインチップ(nano)

2セット、ロアホースに装着。2セット付いているからと、2倍のトルク感を感じることはなかったです。
しかし、落ち着くと、排気音が若干静かになり、回転もやや滑らかになりました。
あとは、フロント周りの剛性感の向上を感じました。nanoは強力な着磁なので、取り
付けには少々、手間取りました。



EGB(nano(L))

エンジンヘッド、吸気側にシリコンシーリング剤にて接着。装着当初は排気音・エンジン音がかなり
静かになったが、現在はそのような効果は感じられない。これもフロント周りの剛性感の向上を感じ
られた。

エンジン系は付ければ付けただけ、上積みされた効果があると思ったが、それはな
かった。もしかしたら、まだ調整の余地が有るのかもしれません。



電子系チップの装着

DIチップ((nano)DIに8枚、1気筒2枚)

1気筒に1枚の時はそれほど効果を感じられなかったが、2枚にすると排気音が力強
くなり、トルクも低回転が上がった印象。プラグは純正より2番手上げてありますが、
プラグの状態も良さそうです。DIチップはCPUの筐体にも付けていましたが(4枚)、
こちらはレスポンスが良くなりますがトルクが少しなくなる印象です。



アーシングチップ(nano)

1枚付けています。ツィーターの音が良く聞こえるようになりました。その他の効果は感じられませんでした。

電子系は地味に変化する印象です。この他にパワーコア、パワーアース、BLPを付けていますが、
ULTIMAなので割愛します。



総合インプレ

TuneChipを知って、もうすぐ2年が経ちます。少しずつ増やしていき、上記のような仕様になりました。
現在では装着以前に不満があった箇所はだいぶ改善されて、剛性感は新車当時より高く感じられる
ようになり、運転するのが楽しくなりました。
燃費に関しては装着前と変わりません。ですが、よく行くワインディングでは、各コーナーの平均速度
が上がっています。(5%〜15%)これはチップのおかげかわかりませんが、確実なのは装着以前より
運転していて車の安定感が違うことです。
ただ、挙動の限界付近では以前と変わらない印象です。しかし、そこに到達するまでの車速は高くなっ
ています。
以前はサーキットには興味がありませんでしたが、これから機会があれば行ってみて、チップの効果を
最大限味わいたいです。